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【令和6年度最新】人材確保事例05「沖縄ビジネスサービス株式会社」

2023.12.27

事例紹介

(一財)沖縄観光コンベンションビューロー運営の「育人」では、沖縄県内の観光業における人材確保と定着を図るため、観光関連企業を中心に人材定着・人材確保に関する取り組みを紹介しています。沖縄県内に事業所がある観光関連企業を紹介していますので、自社の取り組みの参考にして頂けると幸いです。


今回は「沖縄ビジネスサービス株式会社」の、人材確保における取り組みを取材しました。


取材企業#05

  • ・沖縄ビジネスサービス株式会社:沖縄県那覇市久茂地3丁目21−1
  • ・職 種:ホテルの清掃・ベッドメイキング
  • ・社員数:400名(12/26現在)
  • ・担 当:代表取締役社長 古謝 秀雄 様 / 営業部長 松田 義男 様


Q.外国人材の受け入れについて(キルギス人材)

古謝:

弊社では外国人材を40名程度受け入れた実績がある。現在弊社に在籍しているのはタイとキルギスの方が中心で、キルギス人材においては沖縄県内初のキルギス人技能実習生を受け入れている。


キルギス人材の方を受け入れる際は、インターンシップ生として受け入れ短期間働いてもらった後、その中から3名を技能実習生として受け入れた。

正式に雇用する前にインターンシップ生として事前に働いてもらうことで、働く側と受け入れる側のミスマッチも無くなり良かったと考えている。


キルギスの方は労働意欲が高く、非常にまじめで日本語も一生懸命学んでいるため言葉の壁も低く、とても良い人材だと思う。

2024年の5月には新たに7人のキルギス人材を受け入れる予定で準備しており、今後も送り出し機関を含め連携をしていきたい。

キルギスの方は母国に海がないため沖縄の海に非常に感動しており、自然が多い環境下で働きやすいという声が聞かれている。


外国人材の方は会社が用意したアパートを寮として住んでもらっている。

寮は銀行やスーパー、役所等が生活圏内にある場所を選んで用意しており、外国人材の方が住み始めるタイミングでは洗剤やお皿を含めすぐに生活できるような状態にしている。

準備する物もリスト化しており、漏れなく準備できるようにしている。


外国人材の方は技能実習で勤められる3年間は基本的に働いてくれるため、非常に助かる。技能実習の方も毎年人事考課や昇給も行なっており、住みやすい住居の確保や平等な人事考課等が継続して働いてくれることに繋がっているのではないかと思う。


外国人材の方への教育やサポートは永住権を持っているタイの方を中心に行なっており、何かトラブルがあった際に本部の人がサポートする体制を築いている。


Q.外国人材を受け入れる際の課題と工夫

古謝:

弊社はテラスホテルズの子会社としてベッドメイキング業務を請け負っているが、ホテルのベッドメイキングはもともとの労働時間が短く、十分な労働時間を確保できない課題があった。

外国人材の方は母国へ仕送りをしているため、安定した収入と労働時間確保は重要。


労働時間の課題を解決するためにホテルと協力して、特別清掃という枠で新たに仕事を用意してもらっており、通常のベッドメイキング以外の仕事も合わせて8時間働けるよう工夫している。


安定した労働時間を確保しているからこそ、外国人材の方を多く受け入れることができ、ホテルの急激な需要回復の中でもチェックインまでに清掃を終わらせ、お客様に迷惑を掛けずに運営できていると思う。


ビルメンテナンスや清掃業務を請け負う会社の中には、労働時間確保の課題が解決できず、ホテルのベッドメイキングでなく商業施設等の清掃に人材を回している会社もある。


Q.外国人材を受け入れるメリット

古謝:

外国人材の方は地元の労働者と参加する行事が違うため、地域のイベント(お盆やシーミー等)時にシフトをカバーすることが出来る。

同じ日本人だけだとイベント時のシフトは非常に課題だったが、外国人材受け入れによって解決しつつある。


さらに技能実習生は基本的に3年働いてくれるため、教える側の労力も少なくて済む。

3年働いた後、さらに2年間の技能実習の延長と、その後5年間の特定技能という形で残ってくれる方もいるため、人材確保の計画がしやすく非常に助かる。


Q.外国人材からの要望

松田:

外国人材の方は母国と連絡を取ることが多いため、Wi-Fiの設置は必須であり、要望が多いのはWi-Fiと労働時間に関することだと思う。

寮にしている部屋も規定のサイズだけで同居者数を決めると、お風呂等の時間確保で非常に難しいというお話があったため、今は以前より一人減らした人数で部屋を確保し、住みやすさを向上させた。

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