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【令和6年度最新】多様性が重視される現代において、人材育成やチームビルディングをする上で欠かせない「コーチング」#1
2024.03.14
講師取材
沖縄経済を支える観光業の人材育成をサポートするため、企業や関係団体が研修講師・専門家を探すことのできるサイト「育人(はぐんちゅ)」。登録されている講師の専門分野は語学や社会人マナー、マーケティングなど多岐に渡ります。
以前のような終身雇用制や年功序列に起因したトップダウン的な組織のあり方が徐々に見直され、働き手の多様性が重視される現代において、注目を集めている分野が「コーチング」です。
人材育成やチームビルディングをする上で有効とされるコミュニケーションスキルですが、どのような接し方を言うのでしょうか。育人に講師として登録されている福島さんにインタビューしました。
ーー ご自身の経歴を教えてください
大学を卒業後に新卒で就職した会社は、専門学校などを運営するヒューマンアカデミーでした。高校3年生に対し、オープンキャンパスに来てもらうための電話営業をする仕事だったのですが、入社半年で全国に800人ほどいる営業職の中で最下位の成績を取ってしまったんです。
精神的にかなりダメージを負いましたが、その時に直属の上司が「1対1の面談を毎日しよう」と言ってくれたんです。それが、私にとってコーチングとの初めての出会いでした。
ーー 上司との面談はどのような内容だったのでしょうか?
最初は完全に詰められると思って「嫌だな」と感じていたのですが、最初に「これは新垣さん(福島さんの旧姓)の話を聞く時間ですからね」と言われました。それ以降、毎朝10分くらい「何のためにこの仕事をやっているの?」「今の営業の数字についてどう思っている?」と質問をされ続けました。2週間くらい経った頃、だんだん私のために時間を割いてくれることに対して感謝の気持ちが芽生え、やらされるのではなく、ちゃんと自分の意思でこの面談に向き合おうと思い始めました。
そしてある時、「新垣さんはどうなりたいの?」と質問され、私が「今は全国最下位だから1位になりたいです」と言ったら、「絶対できるよ」と言ってくれたんです。笑われると思っていたから、その反応はすごく新鮮で、嬉しくて、この面談のやり取りの中で自分が決めた約束事を全部やったんです。そしたら、入社1年目の期末で全国1位の成績を達成することができました。
上司との面談でやる気を引き出してもらい、可能性を信じてもらえたからこその結果だと思います。この時に面談やコーチングの大切さを学びました。
ーー 独立するきっかけは何だったのでしょうか?
転職してリクルートにも勤めたのですが、そこでは「あなたはどうしたいの?」ということを事あるごとに聞かれました。だから、私は社会人として初めから「自分で考える」ということが当たり前の環境で仕事をさせてもらっていました。でも、その後にIT系の人事職や求職者支援の仕事に関わっていく中で、この感覚は当たり前じゃないということに気付きました。
私は運良く、社会人のスタートの初めにコーチングを受ける機会があったのですが、そうじゃない人も当然います。今は多様性が重視され、社会の変化も激しい時代なので、たくさんある選択肢の中から自分で決断をするということがより大事になると感じ、2017年に独立して研修事業を始めました。
多様性が重視される時代、人材育成や事業を成長させていく上で重要性を増している「コーチング」の考え方。福島さんの話や研修、ワークショップに興味のある方は、ぜひ「育人」から講師派遣をお申し込みください。問い合わせリンクはこちら(https://okinawa-hagunchu.jp/lecturer/1268/)