■厚生労働省は特定求職者雇用をハローワーク等の紹介により、継続して雇用する労働者（雇用保険の一般被保険者）として雇い入れる事業者への助成しています。今回は3つのコースを紹介しますので、ぜひご確認ください。

特定就職困難者コース

高年齢者、障害者、母子家庭の母などの就職困難者を、ハローワークや民間の職業紹介事業者などの職業紹介により、継続して雇用する労働者として雇い入れる事業主に対して、助成金を支給します。

就職氷河期世代安定雇用実現コース

バブル経済崩壊後の雇用環境が厳しい時期、平成5年（1993年）～平成16年（2004年）頃に就職活動を行っていた方々を就職氷河期世代と言います。この助成金では、就職氷河期世代のうち、

・不安定な仕事に就いている（正規雇用を希望していながら不本意に非正規雇用で働いている）方
・仕事に就いておらず（無業状態である）、就職に向けてお悩みの方
・学校卒業後、正規雇用としての経験がない方であって、子育てなどにより就業にブランクがある方

などの正規雇用としての就職を支援しています。

生活保護受給者等雇用開発コース

この助成金は、生活保護受給者や生活困窮者の方々の就職を促進するため、対象者を雇い入れる事業主に対して支給するものです。
雇い入れた労働者に対する配慮事項などについて、助成金の支給申請に合わせてご報告いただきます。また、ハローワーク職員が職場を訪問し、職場定着に向けた相談・支援を行っています。